【自由研究】Raspberry Pi がやってきた。
こんにちは。昨日から夏休みの自由研究と称してガジェット遊びを再開したはるまちです。
表題の通り、名刺サイズコンピュータと称されるRaspberry Pi(綴りを間違えそうになる)がやってきました。
犯行の動機としては、
という流れ。
とりあえずセットアップと諸々の初期設定だけしました。
RSオンラインで土曜日に注文し、翌営業日(月曜日)には発送、火曜の昼には届きました。本体は3,300円。Amazonに出品されているマーケットプレイス業者が4,000円台をつけているのに対し、代引き手数料無料と、公式代理店の安心を買った感じです。
開けると緩衝材(?)らしき紙と納品書が入っていて
大きさの対照用にUSBメモリを並べました。とにかく小さい!あとラズベリーのロゴと真っ赤なケースがカワイイですね。
Raspberry PiはストレージとしてSDカードを使うので、Amazonベーシックで8GB class10のカードを買いました。本当は前にも買った32GBのが欲しかったのですが、いつの間にか欠品していました……。
箱の開け口には「最新のOSをダウンロードしてRaspberry Piのファームを最新にアップデートしてね」というシールが貼ってありました。てっきり「開けたら免責だよ」という封印シールかと思ったら、そんなことは全くなく、両脇をセロテープで止めてありました。
クイックスタートガイドと法的ないろいろの説明書が四つ折りで入ってました。セットアップの諸々はネットを探した方が手っ取り早く見つかると思います。
開陳〜。
Raspberry Pi初心者のためのOS別セットアップガイドを参考に、SDカードにOSとなるRaspbian(Debian LinuxベースのカスタムLinux)をインストールします。
- 公式サイトのダウンロードページからOSのイメージファイルをダウンロードします。最初迷いかけたのですが、「Raspbian “wheezy”」を選択。
- パソコンOSがMacのOS X(10.8)なので、RPi-sd card builderをダウンロード。このソフトを使って、SDカードにブート可能なOSイメージを焼きます。
- RPi-sd card builderを起動して上記でダウンロードした .zipファイルを解凍した .imgファイルを指定。
-
SDカードを接続して
焼き込む先のボリュームを選択するのですが、ここで注意が必要なのは、コンピュータ上の全てのボリュームが表示されること。ターミナルからdiskutilコマンドを使ってSDカードのボリュームを特定して選択しました(上記ウィンドウにはSDカードボリュームは表示されていません。容量で見分けようかと思いましたが、危険なのでボリュームIDで見つけました)。 - 最初、ボリュームが一切表示されない現象が発生したので、SDカードを繋ぎ直しました。何だったんだろう……。
-
管理者パスワードを入力。
- 「SDカードが取り外されたか」という確認ダイアログが出ますが、上記リンク先曰く「ダイレクトにイメージを焼き込むためにアンマウントしている」とのことで、FinderからSDカードのボリュームが見えなくなっていることを確認して続行。
- イメージの焼き込みには数分かかりました。終わるとRPi-sd card builderが「終わったよ!」と言うので、RPi-sd card builderを終了してSDカードを外し、Raspberry Piに挿入します。
SDカードを挿入されたRaspberry Piと、専用ケースです。このケース、蓋を閉めるのにちょっとコツがいるようで、一回基盤をすっ飛ばしてしまいました。ただ純正だけあって、ちゃんと閉めれば安定します。
初回セットアップにはどうしてもUSB接続のキーボードが必要なので、家にあったものをテキトーに引っ張り出してきました。
セットアップ用にフル装備のRaspberry Pi。USB接続のキーボードとマウス、モニタ接続用のHDMIケーブル(TVのHDMIポートが使えます)、ネットに繋がったLANケーブル、5V・700mA以上の電源(今回はeneloopのモバイルブースターを転用)が繋がってます。
通電するといきなり電源が入ります。リセットスイッチはおろか電源スイッチすら省略する辺りに潔さを感じます。
起動画面がデロデロ〜っとモニタ(ここではテレビ)に流れます。
セットアップオプションです。HDモニタに映してるので横に長いです。上から
- 2GBしか使われてないSDカードの領域をMAXまで拡張する
- デフォルトユーザー(pi)のパスワードを変更する
- 起動時にGUIモードにする
- ローカライズオプション
- オプションのカメラ有効化
- トラッキング有効化
- オーバークロック
- 詳細な設定
- このオプション(raspi-config)ってなーに?
という感じ。ここでは1・2・4・8をいじります。
1のSDカード領域の拡張を選ぶとこんな画面が表示されます。再起動したときに有効になるのはしょうがない。
ローカライズオプションを設定します。
- 言語設定
- タイムゾーン設定
- キーボード設定
の三つが行えます。タイムゾーン設定とキーボード設定がここにあるのに初め気づかず、全セットアップが終わってから再実行しました。ちなみにこの初期コンフィグは $sudo raspi-config で再実行できます。
言語設定です。
初期状態では en_GB.UTF-8 UTF-8が有効化されています。
日本語二つを追加して
デフォルト言語を設定します。最初は文字化け等がこわいので英語にしましたが、SSHで日本語OSからアクセスする際は関係ないので後から日本語UTF-8に設定し直しました。
一個ずつ生成して……
一個ずつ……
生成が終わるまでちょっとだけ時間がかかります。
8の詳細設定で、私がやったのはSSHの有効化だけです。SSHを有効化しておいてローカルIPアドレスさえ分かれば、後はキーボードもモニタもマウスも外した状態で稼働でき、いつでもいじり直せますから。
念のための確認画面が出て
SSHサーバーが有効化しました。
設定画面をESCキーでさかのぼり、リブートをかけます。
再起動して……
一回ログインに失敗してるのは、ユーザー名を求められたところでいきなりパスワードを入力したからです。
デフォルトユーザー名の pi とパスワードを入力して、ログイン成功。
このあと ifconfig コマンドでローカルIPアドレスを確認し、Mac OS Xのターミナルから ssh コマンドでいじり始めました。
とりあえずセットアップの初期の初期はここまでです。続きはいじった形跡とかアップできればと思います。